(アンダーラインのついたコンビーナーが責任者)
01 同位体効果研究の地球化学への応用 3C午前,2P33-37

 地球科学(人間も含めて)を理解する上で安定同位体は有効なツールであり、これを有効活用するためには同位体効果の基礎研究が必要不可欠である。近年、質量分析技術や装置の発展により、様々な元素の同位体分別効果を検出できるようになった。また,同位体分別効果の多様な発生原因の計算科学的解明も進みつつある。これらにより,新しい地球化学的手法の発見が期待される。このセッションでは、軽元素(H, Heなど)から重元素(Uなど)に至るまで、地球化学に関するあらゆる元素の同位体科学的研究の投稿を歓迎する。また、同位体効果に関する実験的、理論的的研究のみならず、安定同位体を道具や手段として利用した研究の投稿も歓迎する。

武蔵正明(首都大)・大井隆夫(上智大)・野村雅夫(東工大)


02 放射性廃棄物と地球化学 1B午前・午後,1P07-12

 放射性廃棄物の地層処分に関する研究は学際領域であるが,地球化学の貢献度はとりわけ高く,重要である。放射性核種の地球化学的挙動,ウラン・トリウムをとりまくナチュラルアナログ,岩石・水相互作用,無機物と有機物の反応,微生物による鉱化作用など様々な観点から放射性廃棄物に関する基礎研究について議論し,これに関する今後の地球化学的研究の発展を考える。

日高 洋(広島大)・大貫敏彦(JAEA)・吉田英一(名古屋大)


03 宇宙地球有機物とアストロバイオロジー 2E午前,2P10-13

 炭素質コンドライトなどの地球外物質や、海底熱水系環境下の有機物に関する分析や生成模擬実験などから、生命の誕生に至る化学進化過程や生命進化について議論する。また、太陽系惑星・衛星の環境条件や地球極限環境生命に関する知見から、地球外生命の存在可能性やその検出法について議論する。また、太陽系惑星・衛星の環境条件や地球極限環境生命に関する知見から地球外生命の存在可能性やその検出法について議論する。

小林憲正(横国大)・三田肇(福岡工大)


04 南太平洋ーパタゴニア地域の地球科学総合研究 2C午前,2P08-09

 南太平洋ーパタゴニア地域は日本から対極になるが,地球科学を研究する上で重要な地域である.近年,JAMSTEC海洋地球調査船「みらい」の航海が実施されるなど,国内でも,同地域の大気圏,地圏,生物圏,水圏を対象とした研究が活発に行われている.本セッションでは,分野間を超えた研究成果の相互理解を深めるだけでなく,各分野が融合した新しい研究テーマを模索することを目的とし,同対象地域を研究されている方々の参加を期待する.また,それ以外の南半球域の研究発表も歓迎する.講演内容はできればGeochem. J.特集号として発表したい.

折橋裕二(東大地震研)・原田尚美(JAMSTEC)・阿部なつ江(JAMSTEC)・安間 了(筑波大)


05 古気候・古環境解析の地球化学 1E午前・午後,1P35-40

 古気候・古環境の復元と解析は地球化学の代表的応用分野の1つです。最近では、一つの地域の古環境を復元する際にも、多種試料・マルチプロクシを用いた共同での解析が主流となっています。本セッションでは、対象試料(堆積物、サンゴ、樹木、アイスコア、鍾乳石等々)や分析手法の垣根を越えて様々な古気候・古環境データを一同に持ち寄り、その相互比較・解析を行うことで分野横断型の古気候学・古環境学の創出を目指します。

入野智久(北大)


06 地球化学と生理学の融合:生体プロセスの研究から地球化学へ 1C午前,1P13-15

 地球化学と生物科学、とくに(植物)生理学との分野横断的な共同研究は、生物地球科学プロセスの解析、地球環境・気候の変動を復元するための生物地球化学的指標の開発・検討、(古)生物・生態系の環境変化に対する応答の解明などに関わるテーマにおいて、本質的な知見や新しい発想を提供している。本セッションは、生物を対象とした地球化学において「生理学(Physiology)」の視点・切り口を重視して、研究成果や議論を体系的にまとめようという新たな試みである。具体的には、培養実験、現生植物を用いた実験、生物分類・進化に関わる研究、古生物化石を用いた研究などの話題提供と討論の場にしたい。

沢田 健(北大)・力石嘉人(JAMSTEC)


07 現世の有機物、微生物、生態系の地球化学的動態と過去の生命史の解明 1C午後,1P16-22

 有機物は、星間空間から様々な地球環境中に幅広く分布する。本セッションの主目的は、(1) 現世の様々な環境に存在する有機物や微生物もしくはより高次の生物からなる生態系の動態を地球化学的な視点から解明すること、(2) 有機物の履歴から過去の地史的イベントや生命史を復元すること、である。有機物と化学進化、生命活動と地球環境との関わり、生体関連物質の地球化学などに関する内容も包括する。

高野淑識(JAMSTEC)・山中 寿朗(岡山大学)・大庭 雅寛(東北大)


08 マントル物質の化学とダイナミクス 3D午前,2P43

 46億年にわたるマントルの地球化学的進化、全マントル規模での物質循環、地球化学的貯蔵庫の起源の解明などに関連した研究を対象とする。島弧火成岩、海洋島玄武岩、マントルゼノリス、オフィオライト、隕石等の岩石試料を用いた化学的研究、実験岩石学的研究、数値計算等、あらゆるアプローチの研究を歓迎する。

下田 玄 (産総研)・小木曽 哲 (京都大)・鈴木 勝彦(海洋研)


09 ナノジオケミストリー・地球科学にまつわる基礎化学 3D午前・午後

 地球あるいは惑星を形成する物質の結晶サイズや形状、ナノ構造などが、これらの物質を構成する鉱物の反応性、安定性、強度だけでなく、生物あるいは生体関連物質との相互作用に大きな影響をもたらす可能性が指摘されている。本セッションでは、物質の微視的な構造、熱力学的解析、核酸現象、岩石ー水相互作用の観察、微量元素の存在状態と分配など、地球科学の研究対象の背後に隠れた基礎化学プロセスを、実験や理論の観点から考察した研究を幅広く歓迎する。

鍵 裕之(東大)・宇都宮 聡(九大)・太田充恒(産総研)


10 大気微量成分の地球化学 3A午前・午後,2P26-32

 地球温暖化、成層圏オゾン層破壊、大気汚染など、大気組成の変化に起因する地球環境問題を理解するためには、大気微量成分の挙動を詳細に把握することが不可欠である。本セッションでは、温室効果気体、反応性微量気体、エアロゾル等の放出・輸送・化学変質、大気圏と生物圏との相互作用などについて議論を行う。

谷本浩志(環境研)・斉藤拓也(環境研)・遠嶋康徳(環境研)・角皆潤(北大)


11 水-鉱物界面の地球化学 3D午後,2P44

 水-鉱物界面における化学反応は、地球表層での元素の挙動を支配する重要なプロセスである。本セッションではモデル物質を用いた室内実験や理論により素過程の解明を目的とした研究、天然に見られる水-鉱物界面の化学現象を先進的な分析手法で検討した研究の投稿を歓迎する。また、有機物や微生物の介在する系に関する研究も本セッションの対象とする。

福士圭介(金沢大)・光延聖(静岡県立大)


12 水圏環境地球化学 1D午前・午後,1P23-34

 水が関与した元素の挙動、水が関係する環境化学、水-岩石相互作用などに関する研究を広く扱う。陸水、海水、水-土壌・岩石系などにおける化学的現象についての講演や、新しい手法、モデリング、観測技術などに関する講演も歓迎する。

板井啓明(愛媛大)・高橋嘉夫(広島大)


13 初期太陽系円盤の宇宙化学 3C午後,2P39

 太陽系形成以前の宇宙の物質形成から初期太陽系円盤での物質形成,化学進化に関する講演を広く募集し,太陽系にいたるまでの宇宙史,惑星にいたるまでの初期太陽系史を議論する.隕石や地球外物質の分析的研究,物質形成や円盤進化に関する理論的研究,物質形成に関する実験的研究など多様なアプローチからの講演を歓迎する.

山下勝行(岡山大)・伊藤正一(北大)・橘省吾(東大)


14 惑星・衛星・小惑星の宇宙化学 3C午後,2P40-42

 惑星・衛星・太陽系小天体の起源と進化の解明を目指した研究についての講演を広く募集する。隕石や宇宙塵の化学分析・同位体分析・鉱物観察、室内実験や理論的アプローチによる研究成果、月や火星探査に纏わる話題、および新たな分析手法開発等の発表を歓迎する。多くの関連研究者に参加していただき活発な議論を行いたい。

三浦弥生・橘省吾(東大)


15 Geofluids:地球内部流体とその役割 1A午前,1P01-02

 近年、火山活動や地震発生など地学現象の多くに地球内部流体が深く関与している可能性が指摘されている。しかし、このような「Geofluids」がどこからどのように供給され(起源)、いかなる組成・相・流量がどこに分布し(実態)、どの位の資源・エネルギーを運搬しながら、どのように地学現象と関わっているのか(役割)は未解明である。これらの問いに答えるべく、H21年度より新学術領域研究「地殻流体」(代表:高橋栄一)が進行中であり、本セッションのきっかけとなっているが、ここでは領域研究を超え、より広い分野からの発表を募る。地殻に限らず、また地球や惑星内部の深度や海陸を問わず、様々な地学現象(火山・マグマ、温泉・地下水、鉱床・熱水、変成岩、地震発生等)に関わる流体やガスの起源・実態・役割に関する研究発表を積極的に迎え、「Geofluids」の多角的理解を目指す。

岩森光(東工大)・小木曽哲(京都大)・横山哲也(東工大)


16 火成岩の地球化学 1A午後,1P03-06

 海洋底をつくる玄武岩やはんれい岩,花崗岩をはじめとする様々な大陸地殻の岩石,マントルを形成していると思われるかんらん岩等,固体地球は様々な火成岩から構成されている.この火成岩のバリエーションはマグマ活動や流体移動などの諸現象を経てつくられてきた.本セッションでは,海洋底の形成や変質作用,沈み込み帯での変成作用や火山活動,大陸地殻の年代や成因等,地球化学的アプローチによる火成岩に関する様々な研究発表を募集する.

佐野貴司(国科博)・三好雅也(京大地熱研)


17 土壌・陸域生態系の物質循環 3A午前,2P21-25

 炭素・窒素・水循環および、有機物やその他微量元素・微量ガス成分も含めて、陸域生態系の物質循環を扱う。森林、湿地など自然の生態系に加え、農地および人により改変された生態系における物質循環も主要なテーマとなる。フラックス変動過程や同位体等による物質の追跡、水循環に伴う物質循環、有機物分解過程、植生の炭素固定、酸性雨や気候変動の影響や風化、新たな観測・測定技術の開発などがテーマとして想定される。

高橋善幸(環境研)・杉本敦子(北大)

18 宇宙惑星化学(全般) 3C午前・午後,2P38

19 固体地球化学(全般) 2A午前,2P04-07

20 大気水圏地球化学(全般) 2D午前,2P14-20

21 その他の地球化学 2A午前,2P01-03