▼ セッションテーマ概要
[メールアドレスの(at)は、@にして下さい]
特別セッション
コンビーナー:
鈴木勝彦 (JAMSTEC)katz(at)jamstec.go.jp
李 承求(KIGAM)sgl(at)kigam.re.kr
Welcome address by Former President Prof. Hodaka Kawahata
Prof. Hisayoshi Yurimoto (President of GSJ)
「Why do we want to invent novel analyzers beyond state-of-the-art spectrometer?」
Prof. Jae-Young Yu (Vice President of GSK)
「Reviews: Solubility of Schwertmannite」
Prof. Keisuke Nagao (KOPRI)
「私の日韓交流25年 나의 한일교류 25년」
Prof. Seong-Taek Yun (Korea University)
「Hydrogeochemical patterns of deep thermal groundwater in South Korea」
Dr. Kana Nagashima (Japanese side), Kiseong Hyeong, Inah Seo (KIOST)
「Past climate changes from Asian dust records」
Prof. Seung-Gu Lee (KIGAM), Insu Ahn (Seoul National University, Yoshihiro Asahara, Tsuyoshi Tanaka (Nagoya University)
「Magnesium and Oxygen isotope composition of the Muamsa and Weolaksan granites, Okcheon belt, Korea」
Prof. Yoichiro Ueno (Tokyo Inst. Technology)
「Tracing evolution of Earth's atmosphere using multiple sulfur isotopes」
Prof. Tsuyoshi Tanaka (Nagoya University)
「韓国地質資源研究院(KIGAM)での研究生活365日」
昨年韓国地質学会年会において,韓国地質学会とMOUを結んだことを記念して,日韓シンポジウムを開催します。
現時点で決まっているのは上記の通りですが,詳細が決まり次第,HPもアップデートします。
基盤セッション
コンビーナー:
宮崎雄三(北海道大) yuzom(at)lowtem.hokudai.ac.jp
岩本洋子(東京理科大) iwamoto(at)rs.tus.ac.jp
豊田 栄(東京工大) toyoda.s.aa(at)m.titech.ac.jp
谷本 浩志 (NIES) tanimoto(at)nies.go.jp
- 基調講演:
- 亀山宗彦(北大)
「大気海洋境界層における微量気体動態の把握 -新規実験系を用いたアプローチ-」 - 招待講演:
- 植山雅仁(大阪府大)
「レーザー分光計を用いた陸域生態系におけるメタンフラックスの連続測定」
地球温暖化、成層圏オゾン層破壊、大気汚染など、大気組成の変化に起因する地球環境問題を理解するためには、人為起源・自然起源等に由来する大気微量成分の挙動を詳細に把握することが不可欠である。また、大気微量成分の変動と生物圏との相互作用は気候変動や生物多様性、主要元素の生物地球化学的な物質循環にも影響を与える。本セッションでは、フィールド観測、室内実験、モデリング等、様々な地球化学的手法を用いた温室効果気体、反応性微量気体、エアロゾル等の放出・輸送・化学変質・沈着、および大気圏と生物圏との相互作用などについて議論を行う。
コンビーナー:
丸岡 照幸 (筑波大) maruoka.teruyuki.fu(at)u.tsukuba.ac.jp
鈴木 勝彦 (JAMSTEC) katz(at)jamstec.go.jp
横山 祐典 (東大) yokoyama(at)aori.u-tokyo.ac.jp
南 雅代 (名大) minami(at)nendai.nagoya-u.ac.jp
長島 佳菜(JAMSTEC)nagashimak(at)jamstec.go.jp
堀川 恵司(富山大)horikawa(at)sci.u-toyama.ac.jp
植村 立(琉球大)ruemura(at)sci.u-ryukyu.ac.jp
- 基調講演:
- 窪田薫(名大)・横山祐典・石川剛志・鈴木淳・石井雅男
「海洋酸性化がサンゴ石灰化に与える影響〜父島・喜界島から得られたハマサンゴのホウ素同位体分析」 - 基調講演:
- 黒田 潤一郎 (JAMSTEC)
「海洋堆積物の重元素の同位体組成が語る地球表層環境変動」
本セッションでは、多様な試料(堆積岩・堆積物、サンゴ、樹木、アイスコア、鍾乳石、考古資料など)から読み取られた様々な時間スケール(10億年-1年、1日)・空間スケール(ローカル・グローバル)の環境変動について議論を行う。また、得られた地球化学データを組み込んだ数値シミュレーションや環境解析に有用となる分析・解析手法の提案についても歓迎する。
コンビーナー:
日高 洋 (名大) hidaka(at)eps.nagoya-u.ac.jp
吉田 英一 (名大) dora(at)num.nagoya-u.ac.jp
山本 鋼志 (名大) yamamoto(at)eps.nagoya-u.ac.jp
河田 陽介 (三菱マテリアル) kawata(at)mmc.co.jp
- 基調講演:
- 大貫 敏彦 (東工大)
「放射性核種の地中移動を支配するミクロスケールの化学状態変化」
放射性廃棄物の地層処分に関する研究は学際領域であるが、地球化学の貢献度はとりわけ高く、重要である。放射性核種の地球化学的挙動、ウラン・トリウムをとりまくナチュラルアナログ、岩石・水相互作用、無機物と有機物の反応、微生物による鉱化作用など様々な観点から放射性廃棄物に関する基礎研究について議論し、これに関する今後の地球化学的研究の発展を考える。また、本セッションでは環境放射能が自然環境に与える影響等に関する話題提供についても歓迎する。
コンビーナー:
福士 圭介 (金沢大) fukushi(at)staff.kanazawa-u.ac.jp
大竹 翼 (北大) totake(at)eng.hokudai.ac.jp
斎藤 拓巳 (東大) saito(at)n.t.u-tokyo.ac.jp
鈴木 庸平 (東大) yohey-suzuki(at)eps.s.u-tokyo.ac.jp
柏原 輝彦 (JAMSTEC) teruhiko-kashiwa(at)jamstec.go.jp
高橋 嘉夫 (東大) ytakaha(at)eps.s.u-tokyo.ac.jp
- 基調講演:
- 岩月 輝希 (JAEA)
「地下深部におけるコロイドを介した物質循環の事例研究」
水-岩石相互作用は、地球深部から表層に到るまで、水惑星である地球で起きる化学プロセスの多くを含む。本セッションでは、このような水-岩石相互作用に関する研究を広く募る。また特に、水-岩石反応の主要な反応場である固液界面の化学現象の役割について議論したい。水を介した化学プロセスの研究であれば、天然試料の分析、室内実験、各種モデリング、分析法の開発、微量元素、同位体、環境微生物学など、いかなる分野も包含する。
コンビーナー:
則末 和宏 (新潟大) knorisue(at)env.sc.niigata-u.ac.jp
堀川 恵司 (富山大) horikawa(at)sci.u-toyama.ac.jp
井上 麻夕里 (岡山大) inouem(at)cc.okayama-u.ac.jp
張 勁 (富山大) jzhang(at)sci.u-toyama.ac.jp
小畑 元 (東大) obata(at)aori.u-tokyo.ac.jp
- 基調講演:
- 谷水 雅治(関西学院大)
「プラズマイオン源質量分析法を用いた元素同位体分析の海洋分野への応用展開」 - 基調講演:
- 西尾 嘉朗 (高知大)
「地球表層のリチウム循環における深部流体」
海洋における微量元素と同位体は、海洋の状態や様々な物質輸送過程・反応過程を鋭敏に反映したユニークな時空間変動を示す。微量元素・同位体の研究は、国際共同研究GEOTRACES計画を中心に国際的に着実に進められている。本セッションでは、微量元素・同位体の生物地球化学的過程に関する研究や分析化学的手法開発に関わる最新情報を集めると共に、海洋と境界する周囲の系も含めた関係する知見も集め、今後の課題を検討する。
コンビーナー:
石川 晃 (東大) akr(at)ea.c.u-tokyo.ac.jp
下田 玄 (AIST) h-shimoda(at)aist.go.jp
鈴木 勝彦 (JAMSTEC) katz(at)jamstec.go.jp
小木曽 哲 (京大) kogiso(at)gaia.h.kyoto-u.ac.jp
- 基調講演:
- 木村 純一 (JAMSTEC)
「マントル進化における海嶺と沈み込み帯の役割」 - 基調講演:
- 土屋 卓久 (愛媛大)
「第一原理計算に基づく地球深部科学」
本セッションでは全マントル規模での物質循環を基軸に、地球誕生から現在に至るマントルの地球化学的構造の形成と進化過程に関連した研究を対象とする。海洋玄武岩、島弧火成岩、マントル捕獲岩、緑色岩ーオフィオライト等、各時代のマントル情報を反映した岩石試料を用いた物質科学的研究に限らず、実験岩石学的研究、地球物理観測、数値計算等、地球内部の統一的理解に向けたあらゆるアプローチの研究を歓迎する。
コンビーナー:
奈良 岡浩 (九大) naraoka(at)geo.kyushu-u.ac.jp
伊藤 元雄 (JAMSTEC) motoo(at)jamstec.go.jp
寺田 健太郎 (阪大) terada(at)ess.sci.osaka-u.ac.jp
- 基調講演:
- 圦本尚義(北大)
「はやぶさ2とキュレーション体制&その後」 - 招待講演:
- 豊田 岐聡(阪大)
「マルチターン飛行時間型質量分析計で拓くオンサイトマススペクトロメトリー」
宇宙科学と惑星科学における無機化学的・有機化学的・物理化学的な研究成果の発表を募集する。銀河・太陽系・惑星・生命などの宇宙惑星物質の起源と進化についての研究とそのための新しい研究手法(分析手法、実験手法、解析手法等)の提案を広く歓迎する。ただし、特別セッションにこの分野の一部に該当する特別テーマがある場合はそのテーマを除く。
コンビーナー:
沢田 健(北大) sawadak(at)mail.sci.hokudai.ac.jp
力石 嘉人(JAMSTEC) ychikaraishi(at)jamstec.go.jp
中村 英人(阪市大) hideton(at)sci.osaka-cu.ac.jp
西田 民人(名大) tamihito(at)nagoya-u.jp
三村 耕一(名大) mimura(at)eps.nagoya-u.ac.jp
- 基調講演:
- 濱 健夫(筑波大) thama(at)biol.tsukuba.ac.jp
「海洋・湖沼溶存態有機物の代謝と安定性」
地球表層には大量の有機物が存在し、有機物の生成―変成―分解する過程において生物は重要な役割を果たしている。そのため、地球化学試料に含まれる有機物の情報(化学組成、同位体比など)の解析によって、我々は、自然界において生物の果たしてきた役割とそれに伴う生元素循環についての理解を深めることができる。この理解は、現世から地質時代にまたがる地理的、化学的環境変遷、ならびに、そこでの生物の役割を明らかにするために、非常に有用なものとなるだろう。
以上のような研究を効率良く進めるには、生物、天然水、堆積物、化石、堆積岩を対象試料とする研究者間の幅広い意見交換が必要であり、このセッションはそれを提供する場となることを目指す。
コンビーナー:
高橋 嘉夫 (東大) ytakaha(at)eps.s.u-tokyo.ac.jp
板井 啓明 (愛媛大) itai(at)sci.ehime-u.ac.jp
光延 聖 (静岡県立大) mitunobu(at)u-shizuoka-ken.ac.jp
益田 晴恵 (阪市大) harue(at)sci.osaka-cu.ac.jp
田中 雅人 (東大) tanamasa(at)eps.s.u-tokyo.ac.jp
- 基調講演:
- 板井 啓明 (愛媛大)
「水銀安定同位体比変動を指標とした水銀の起源およびヒト曝露解析の有効範囲」 - 基調講演:
- 橋本 洋平 (東京農工大)
「水田土壌の酸化還元特性と硫化カドミウムの生成と溶解」
水圏や土壌圏などの地球表層におけるあらゆる環境化学的研究成果の発表を募集する。これらは、これらの系での化学的素過程を扱った研究、微量元素の同位体比を用いた物質循環研究などの基礎的研究からモニタリング的な研究、さらに有害物質や有用元素の回収などの応用的研究などを含む。また対象物質としても、無機元素から有機物までを含む。これらの研究を系統的に概観することで、最先端の環境地球化学を展望したい。
G10 最先端計測・同位体化学の地球化学及び境界領域への応用
コンビーナー:
平田 岳史 (京大)hrt1(at)eqchem.s.u-tokyo.ac.jp
武蔵 正明 (芝浦工大) mmusashi(at)sic.shibaura-it.ac.jp
横山 哲也 (東工大) tetsuya.yoko(at)geo.titech.ac.jp
大野 剛 (学習院大) takeshi.ohno(at)gakushuin.ac.jp
服部 祥平 (東工大) hattori.s.ab(at)m.titech.ac.jp
藤井 俊行 (京大) tosiyuki(at)rri.kyoto-u.ac.jp
南 雅代 (名大) minami(at)nendai.nagoya-u.ac.jp
上野 雄一郎 (東工大) ueno.y.ac(at)m.titech.ac.jp
試料を構成する元素、同位体、化学種の存在度、分布、移動、変化を空間的・時間的に調べ、それらを支配する法則や原理を用いて、地球や惑星を構成する物質の構造や循環を調べるのが地球化学である。最近の分析技術・データ解析技術の進歩、あるいは計算化学・現象素過程の理解にともない、試料から得られる地球化学的知見の質と量は飛躍的に向上した。本セッションでは、地球化学研究の推進展開を基盤から支える分析計測技術や方法論、それらの進歩を支える物理化学、計算理論科学、同位体科学に関する最新の理論・実験的研究を紹介するとともに、広く宇宙地球化学、環境化学、人文科学への研究展開を目的とした具体的研究協力体制の構築を推進する機会を提供する。
コンビーナー:
田中 万也 (JAEA) tanaka.kazuya(at)jaea.go.jp
山崎 信哉 (筑波大) s-yamasaki(at)ied.tsukuba.ac.jp
高橋 嘉夫 (東大) ytakaha(at)eps.s.u-tokyo.ac.jp
鈴木 勝彦 (JAMSTEC) katz(at)jamstec.go.jp
2011年3月に発生した福島第一原発の事故により放出された大量の放射性核種は、大気、河川、海洋を媒体に広域に拡散している。この拡散に関連する研究は、初期の放射性核種の分布状況の観測・評価から、最近では個々の系での動態を支配する素過程の解明や拡散・輸送機構のモデル化に移行しつつある.本セッションは、このような放射性核種の環境動態の理解を目的に、関連した大気圏、水圏、土壌・岩石圏、生物圏を対象にしたあらゆる研究を対象にする。また、放射性核種の拡散・輸送機構の理解や拡散モデルの構築なども取り上げる。広い見地からの研究アプローチを取り入れるため、幅広い専門の研究者の参加を期待する。
コンビーナー:
古川 善博 (東北大) furukawa(at)m.tohoku.ac.jp
薮田 ひかる (阪大) hyabuta(at)ess.sci.osaka-u.ac.jp
小宮 剛 (東大) komiya(at)ea.c.u-tokyo.ac.jp
渋谷 岳造 (JAMSTEC) takazos(at)jamstec.go.jp
小林 憲正(横浜国大) kkensei(at)ynu.ac.jp
- 基調講演:
- 上野雄一郎(東工大ELSI)
「初期地球と初期火星の大気から供給される有機分子」 - 招待講演:
- 藤井紀子(京大)
「生命起原で確立した生物ホモキラリティの非絶対性」
生命の誕生の場となった初期地球はどのような環境だったのか。地球に供給されたさまざまな有機物を含む地球外物質はどのような組成を持ち、初期地球環境における非生物的な化学反応を経た後にはどのような生命前駆物質へ変化しえたのだろうか。先カンブリア時代における大気・海洋・内部の変動と生命の進化はどのような影響を互いに及ぼし合いながら関わり続けたのだろうか。両者の関係性を理解することは、地球外のハビタビリティの理解にも繋がる。本セッションでは、地球ー生命システムを支えるあらゆる元素(物質)を対象とし、化学進化室内実験、フィールド観察、地球・地球外試料分析といった多角度からこれらの問いに挑むあらゆる研究を歓迎する。また、本研究領域との接点がこれまで見出されていなかったものの、今後の展開に新たな切り口を与えるような異分野からの発表を積極的に歓迎する。
コンビーナー:
山本 順司 (北大) jyama(at)museum.hokudai.ac.jp
飯塚 毅 (東大) iizuka(at)eps.s.u-tokyo.ac.jp
中川 書子 (名大) f.nakagawa(at)nagoya-u.jp
谷水 雅治 (関西学院大) tanimizum(at)kwansei.ac.jp
- 招待講演:
- 舘野 繁彦 (岡山大 惑星物質研究所)
「融解による地球深部の物質分化」
本セッションでは、固体地球についての地球化学的研究を主な対象とする。また,これらの研究に関わる分析法開発や地球化学以外の手法を用いた研究の成果発表も歓迎する。