●「地球化学」 27巻1号 目次
特集:
CO2シンクとしての炭酸塩岩と地球環境
地球化学的見地からの炭酸塩による二酸化炭素の固定 石川正道 1‐10
湖成炭酸塩の産状と生成機構 松本 良 11‐20
CO2循環における炭酸塩岩溶解の役割 吉村和久・井倉洋二 21‐28
石灰藻による炭酸カルシウム形成―その機構と海洋における規模― 岡崎恵視 29‐36
後氷期のサンゴ礁への炭酸カルシウム堆積速度 茅根 創 37‐42
水質化学的手法による炭酸塩初期続成作用の解明 松田博貴 43‐54
物質循環における浅海炭酸岩塩の堆積モデル 中森 亨 55‐62
●「地球化学」 27巻2号 目次
報文 樹氷中の溶解成分による大気環境評価の試み 永淵 修・田上四郎・石橋哲也・村上光一・須田隆一 65‐72
比叡山および比良山周辺の花崗岩質土壌および岩石の地域差について(花崗岩質土壌・岩石の蛍光X線分析) 平岡義博 73‐82
244Pu年代法の可能性と問題点 海老原 充 83‐95
妙高火山における熱流体の地球化学的研究 清棲保弘・宮島秀晴・浅田憲子 97‐108
硫黄安定同位体比から見た石川県の降水中硫酸イオンの起源の推定 北村守次・杉山 実・大橋哲二・中井信之 109‐118
マントルに由来する岩石にともなう高分子炭化水素 三村耕一 119‐134
海水中のヒ素の地球化学バランスに対する熱水の影響 鹿園直建 135‐139
受賞記念論文 ユレイライト中のダイヤモンドの新成因説とその実験的検証 松田准一 141‐160