●「地球化学」について
 「地球化学」は,地球化学の様々な分野における和文論文を掲載する場です。原著論文のほか,良質な総説記事の掲載に努め,和文誌ならではの利点を生かした編集を行います。年 4回の迅速な発行に努めております。皆様からの積極的なご投稿をお待ちしております。

• 「地球化学」の構成(2023年改訂)
 地球化学分野の学術誌としての質を保ちつつ活発な論文掲載の場とすることを目的に,本誌は次のような幅広いカテゴリーの論文を扱っています。

  1. 報文
     著者の研究によって得られた新規かつ有意義な知見を取り扱う論文です。数人の査読者により厳正な審査を行います。
  2. 総説
     すでに発表された研究成果に基づき当該研究分野の研究をまとめ,今後の発展性を議論した論文を扱います。原則として未発表の研究成果は含めてはいけません。原著論文と同様に査読を行います。
  3. 企画総説
     毎号の連載総説として,編集委員会で決定した話題を取り扱います。 2016年現在,「地球化学の最前線」,「授業で教えたい地球化学」,「最先端の分析・解析法」の3つの企画があります。企画総説は,主として編集委員会が選定した方に執筆を依頼していますが,会員からの推薦(自薦・他薦)も受け付けます。推薦の場合は,その内容が企画総説としてふさわしいと編集委員会で判断した場合に,執筆を依頼します。いずれの場合も査読を経て掲載します。企画総説は「招待論文」として扱い,その旨を論文タイトルページに明記します。詳細は編集委員会にお問い合わせ下さい。
  4. 受賞記念論文
     柴田賞,日本地球化学会賞,日本地球化学会奨励賞の受賞者に編集委員会が執筆を依頼します。通常の論文と同様に査読を経て掲載します。
  5. 特集論文
     タイムリーなテーマについて関連した論文をまとめて掲載します。編集委員会ではテーマを常時募集しており,その中から選ばれたテーマについて特別編集委員を通して論文の募集を行います。
  6. 新技術・新装置紹介
     地球化学分野に関連した新しい分析技術や装置を学術的な視点から紹介します。これまで困難であった試料処理の改善・効率化や,今後の地球化学研究の進展を促進する装置の紹介など幅広い内容の原稿の投稿を期待します。装置については,製品やそれらのカスタマイズ品及び自作品などを含みます。
  7. 日本の地球化学
     日本の地球化学の発展の歴史を扱います。今後の地球化学を担う人材の育成のために,貴重な経験や激励などが語られた原稿の投稿を期待します。
  8. 博士論文抄録
     過去3年間に提出された博士論文の抄録を掲載します。会員(近日入会予定を含む)による地球化学に関連した博士論文と判断されれば,査読を経ずに掲載します。特に締め切りはなく,常時投稿を受け付けています。

 その他,上記の枠に入らない論文や企画でも,地球化学の発展に貢献し,会員にとって有意義な論文や企画であれば,随時編集委員会で検討をします。積極的に編集委員会にお問い合わせ下さい。