●2008年 ショートコース
日 時 2008年9月16日(火)9:30~18:00
会 場 東京大学教養学部(駒場)13号館1312号室
参加者数 58名(会員37名 非会員21名)
趣 旨   地球化学は、試料を構成する元素、同位体、化学種の存在度、分布、移動、 変化を空間的・時間的に調べ、それらを支配する法則や原理を見いだすことに より、地球や惑星を構成する物質の構造や循環を調べる学問である。分析・ データ解析技術の進歩により、試料から得られる地球化学的知見の質と量は飛 躍的に向上し、今では、鉱物学、岩石学、地質学、地球物理学など、他の地球 科学分野の発展を支える重要な学問となっている。

 しかし最近では、地球化学の応用性・実用性のみが注目され、地球化学の本 質である現象の素過程を調べる研究が少なくなるとともに、時間をかけてじっ くり調べ、問題点を徹底的に掘り下げて理解する機会も減少してきている。こ うした問題に対し、日本地球化学会では地球化学講座の発行を通じて、地球化 学の啓蒙を進めてきた。

 さらに地球化学会では、次なる啓蒙活動の一環として、大学生・大学院生を 対象とした「ショートコース」を、年会日程(平成19年9月19-21日)に合わ せ、9月18日に開催する。本ショートコースでは、地球化学を研究する上で必須 となる基礎知識の包括的修得と、最先端研究に触れることによる視点の拡大、 という次の二つの目標を掲げ、将来の地球化学を担う若手研究者(大学生・大 学院生)の育成を目指します。
プログラム
「Inquisitiveness and Chastity in Science」平田岳史(東工大)
「加速器づくりと地球科学」吉岡正和(高エネ研)
「加速器質量分析とTIMS によって明かされる地球環境変動」横山祐典(東大)
「太陽系形成初期の同位体不均一と元素合成」横山哲也(東工大)
「硫黄同位体からみる古環境」上野雄一郎(東工大)
「研究者と科学コミュニケーション」横山広美(東大)