▼ 学会企画セッション
学会企画セッションについて
日本地球化学会では,地球化学の将来構想検討会(タスクフォース1,2,3)を通じて,(1)地球化学研究の現状,(2)2050年へ向けての長期の構想,(3)数年先を見据えての中期の構想(大型プロジェクト)について,学会員からの提案を歓迎します.この研究提案あるいはコメントなどを集約し,将来の「日本地球化学会」の発展について皆さまと自由に議論できたらと考えます.
特に年会では,「地球化学を先導する研究計画検討会」と題して,主に中期的な研究構想・提案を念頭においた発表で構成された検討会を行いたいと思います。本件は,既に今年の連合大会でも議論を深めてきましたが,日本地球化学会の公式の年会でさらに内容を磨いたものなどを披露していただければと期待します.
検討会では,評議員が中心となり担当分野について研究計画を提案する予定ですが,それ以外にも会員からのご提案があれば,自由にご発表頂きたいと思います.連合大会の時点で応募なされた土岐さん(琉球大)の発表は,既にプログラムに含まれています.
以下、現時点でのプログラム(案)です.ご発表を希望される方は,是非積極的にご提案下さい.この機会に,地球化学の将来について活発な意見交換ができればと思います.
なお要旨の投稿〆切は、一般セッションと同じ7月16日です.
特別セッション「地球化学を先導する研究計画検討会」プログラム(案)
- 「宇宙化学分野からの提案」
(担当:日高洋、圦本尚義、寺田健太郎) - 「固体地球分野からの提案」
(担当:岩森光、鍵裕之、鈴木勝彦、折橋裕二) - 「大気・海洋分野からの提案」
(担当:角皆潤、小畑元、川口慎介) - 「古環境分野からの提案」
(担当:原田尚美、南雅代、大河内直彦) - 「次世代の有機物・生命の地球化学」
(担当:奈良岡浩、薮田ひかる) - 「分野横断的な新しい質量分析法の開発」
(担当:平田岳史、佐野有司、角皆潤、寺田健太郎) - 「素過程解析による分子地球化学の新展開」
(担当:高橋嘉夫、石橋純一郎、山岡香子、益田晴恵) - 「沖縄トラフの海底資源環境研究の拠点形成」(公募)
(担当:土岐知弘) - 総合討論
地球化学が他分野に打ち勝てる提案とは何か?
(議論の例:試料・対象中心か、分野横断型か)
大型研究計画と新学術領域とでの戦略の違いは?